休日ファームサポート日誌No.1「たむそん自然農園」

たむそん自然農園

休日ファームサポート日誌とは?

このブログは、「休日ファームサポート日誌」と称して、いわゆる援農(農業ボランティア)の体験記をまとめたものです。

土日・祝日を利用して、自分の住まいの近くの農家さんのもとで、農と触れ合う楽しさややりがいをシェアできたらと思います!

たむそん自然農園に訪問!

たむそん自然農園について

この日の援農先として訪れたのは、神奈川県愛川町で自然農を営む「たむそん自然農園」さんです!ここはもともと私が半年間農業研修生として働いていた農園なのですが、この日は約半年ぶりに援農にお伺いしました。

たむそん自然農園

たむそん自然農園でつくられる野菜は、無農薬・無肥料・不耕起(畑を耕さない)・自家採取(種を購入するのではなく、自分の畑で育てた野菜から種をとり、その種で作付をすること)で作られています。

基本的にはビニールハウスなどは使わない露地栽培で、季節ごとの野菜を少量多品目という形で栽培。

働き手は、園主である田村吾郎さんと、田村さんの弟の良平さん、愛川町に住む援農者の恵子さんが中心になり現在農園を運営しています。

畑の総面積は約10反(1万平方メートル)で、売り先は個人宅配をメインに、飲食店、卸売業者などです。

たむそん自然農園

ちなみに園主の田村さんは、農家・家庭菜園問わず野菜作りをしている人なら一度は目にしたことがある雑誌「野菜だより」でもなんども特集を組まれている方なんです。

たむそん自然農園
たむそん自然農園

また、たむそん自然農園では基本的に畑で生まれる材料はなんでも有効活用し、なおかつできるだけ自然に負担のない形で農業を営むというスタンスなので、例えば収穫を終えたオクラを使ってその後に育てるエンドウの支柱にしたり、近くの竹林で採れる竹を使ってごぼうの育成を整えたりしています。

そんな普通の農園では見られない工夫や取り組みもこの農園のポイントのひとつなんです!

たむそん自然農園
白い棒のようなものが収穫後オクラの幹の部分

いざ!援農スタート

この日はまず、パースニップというかぶの仲間の野菜の草取りからスタート。

先ほどもご紹介したように、たむそん自然農園では除草剤などは一切使わないので、畑に生える野草は刈払機で刈り取るか手で除草をしています。最近除草をしていなかったパースニップの畑は冬と言えど野草が伸び放題(笑)草取り大好きな私は、野草に覆われた畝を見ると自然と燃えてきます(笑)ちなみに、たむそん自然農園では抜いたり刈り払ったりした野草は基本的には畝に戻してマルチとして保湿や保温や野草が生えることの防止に使用しています。

たむそん自然農園
野草と野菜が調和して共存しています

ただの草取りと言えどあなどるなかれ。

パースニップを抜かずに野草の実を抜くのは意外と神経を使うのです!

また、野草によってはかなり強く根が張っているものもあるので意外と抜くもの大変。野菜と野草が近づきすぎている場合は、時には鎌を使い切り取ることもします。

そのようにして、夢中で草取りをしていると無心になれて頭がスッキリするんですよね。

ましてや、農薬や肥料を使わないだけでなく、一部の資材(支柱やネットなど)を除いて基本的には畑で出たものしか資材として使わないたむそん農園の畑は自然のエネルギーが満ちているので、そこにいるだけで元気になれる気がするんです!

たむそん自然農園
自然を満喫できる農法である自然農

そんなこんなで草取りを終えたときの爽快感たるや、言葉ではとても表し切れないものがあります!

写真だと分かりずらいのですが、ビフォーアフターを見比べると達成感は人一倍!

なおかつ、この日は天気が良かったので適度に体を動かしたあとの気持ちよさは格別です。

たむそん自然農園
ビフォー
たむそん自然農園
アフター

出荷野菜の収穫&梱包作業

続いては、この日出荷する野菜の収穫と梱包をお手伝い。

少量多品目で小規模で栽培しているたむそん自然農園では、農薬を使って単一作物を大規模に作っている一般的な農家とは違い、収穫も基本的には全て人の手で行います。

それだけに野菜たちとの距離感が近く野菜作りそのものの楽しみを味わうことができますが、やはり手間がかかるもの。私はたまのお手伝いなのですが、農業を仕事ととして毎日休まず行う農園スタッフには頭が上がりません。だからこそ、援農という形で少しでもお役にたてればと思うのですね。

たむそん自然農園

この日の収穫はごぼう、キャベツ、ブロッコリー、あさつき、ルタバガ、のらぼう菜など。

基本的に固定種や在来種というマニアックな野菜を多く育てているたむそん自然農園では、普段スーパーで見かけない野菜がお目にかかれるので、それもまた一つの楽しみ。園主の田村さんと弟の良平さんに教えて頂きながら、それぞれの野菜を協力して収穫し梱包していきます。

野菜を余すことなく利用するたむそん自然農園では、商品にはならないキャベツの外側の葉っぱも選別し、特定の送り先の梱包材(緩衝剤)として使ったりもします(名付けて「食べられる梱包材」笑)。また、それにすら使えないほど傷んでいるものは発酵させてたい肥化させまた畑に戻し循環させるのです。

たむそん自然農園
寒いのだけれど野菜が傷まないように日陰で作業します
たむそん自然農園
仕分け後のキャベツの外葉(左はたい肥用・右は梱包用)

農作業以外の楽しみ

さて、ここで農作業以外の楽しみも少しご紹介したいと思います。

下の写真は別名「エイリアンの卵」(笑)確かに形といい、色といい、質感といい、まさにエイリアンの卵ですよね。実はこれ、収穫し損ねた白菜なんです(笑)

たむそん自然農園
作品名「エイリアンの卵」
作品名「生まれたてのエイリアン」

農薬や除草剤を使わないたむそん自然農園で草取りをしていると、虫や動物に遭遇することもしばしば。

この日はまだ寒さの残る3月下旬だったのでそれほど生物は顔を出してきませんが、それでもテントウムシミミズに出会います。慣行農法の農園ではまず見られない生物を見つけられるのも、たむそん自然農園の野菜が元気で美味しい証拠とも言えるのではないでしょうか。

たむそん自然農園
たむそん自然農園

また、自分の農園で種採りをしているたむそん自然農園では野菜の花を見ることができます。

この日咲いていたのは大根の花。みなさんは大根の花と聞いてすぐにイメージがわきますか?もちろん品種によって花は全く違うのですが、どのような品種であれ、実は大根はとてもきれいで繊細な花をつけるのです。

たむそん自然農園
たむそん自然農園

さて、たむそん自然農園では、お昼ご飯や小休憩も援農の楽しみのひとつ。

たむそん農園のお昼ご飯は雨が降らない限り畑の中で食べます

青空のもと心地よい風に吹かれながら食べるご飯は最高!

また、冬はたき火で暖をとりながらの昼食なのですが、これがまたたまらなく良い時間を提供してくれるのです。そのここち良さは昼食後もしばらくは農作業が始められないほど(笑)

たむそん自然農園

また、たむそん農園には近所の子供たちも多く遊びに来ることから、園主の田村さんの計らいでつくられた手作りブランコがあります!

正直、このブランコは子供はもちろん、大人にこそ乗ってい欲しいシロモノです!とはいえ、実は一番ブランコを楽しんでいるのは田村さん本人だったりして(笑)。 

たむそん自然農園

みなさんも是非たむそん自然農園で援農してみてください!

さて、いかがでしたでしょうか、たむそん自然農園での援農風景は?

農業に関心がある方ならば、訪れてみたいと思った方も多いのではないでしょうか?

たむそん農園は非常にオープンな農園であり、外の人を積極的に受け入れる風土が魅力です。農園を始めてから2019年で7年目を迎えようとしていますが、農園開設以来、述べ100人以上の援農者を受け入れているだけでなく、地元の幼稚園や小中学生に農業体験の場を提供したりもしています。

また、東京都心からのアクセスも比較的しやすく、車を使えば都内から1~2時間でいけちゃいます!

真面目に援農に取り組む姿勢さえあればどんなかたでも受け入れてくれるので、みなさんも是非一度足を運んでみてください!

たむそん自然農園

たむそん自然農園の公式ホームページはこちら