そもそもマルシェとは?
みなさんは「マルシェ」という言葉を聞いて何をイメージするでしょうか?
『マルシェ』とは本来フランス語で『marché』と書きます。フランス語のマルシェは英語で言う『マーケット』のことを指しており、日本で言う『市場』を意味しています。
マルシェの規模や雰囲気は様々ですが、公園や広場などを貸し切って、出展者がテントを張り、こだわりの食品や雑貨などを対面形式で販売してくれます。

その雰囲気はまるでお祭り気分!その開放的な雰囲気と生産者の方の活気と、ここでしか手に入らない商品という理由で、ついついたくさん買い過ぎてしまいます(笑)
また、物販だけでなくテイクアウトできるデリもありますし、場所によってはワークショップや展示会も併催している所もあります。

もちろん、入場料は無料なので、デートやお散歩がてら立ち寄るものオススメです!
そして、マルシェの最大の魅力は、生産者さんと直接お話ししながら、その食材の最適な調理法や食べ方を教えてもらうことができたり、生産者さんのこだわりを直に感じることができることです。
ゆったりとした時が流れる青空のもと、素材の良さを自分の目で確認したり、生産者さんとおしゃべりしたり、気になった食材を試食・試飲したりして、ショッピングを楽しむことができます。
首都圏で開催されるマルシェの数は年々増加しており、それぞれに全く異なった内容になっているので、是非色々なマルシェに足を運び、それぞれの違いや特有の雰囲気をお楽しみ下さい!

都心で働く方にオススメ!丸の内行幸マルシェ!
※マルシェの最新の開催日時は必ず公式サイトでご確認ください。コロナ以降は特に随時変更されています。
今回ご紹介する「丸の内行幸(ぎょうこう)マルシェ」は、東京駅駅前の行幸地下通路で、毎週金曜日に開催しているマルシェです。
平日開催と立地を考慮してだと思うのですが、開催時間は11:30~19:30と夜遅くまでやっているのが、このマルシェの特徴。
東京駅の土地勘に詳しくない方には少々見つけにくいですが、地下出口のM5・M6出口を目印にして向かうと分かりやすいかと思います。

丸の内行幸マルシェの魅力
丸の内行幸マルシェは土日にやってないので、職場やお家が遠い方はなかなか行きづらいですが、なんといっても毎週開催しているのが嬉しいところ!
都心で開催されるマルシェの多くが毎月一回程度なのに比べると、ここのマルシェは太っ腹ですね(笑)

しかも、時間も11:30~19:30と比較的夜遅くまでやっているので、仕事帰りに寄ることができます!特に18:00時以降は、丸の内周辺で働く方たちで大変にぎわうのだとか。
また、なんといっても地下通路で開催されているので、天気を気にしなくて良いのも嬉しいですよね。雨であろうと、雪であろうと、風が強かろうと、悠々とお買い物ができるマルシェは丸の内行幸マルシェくらいではないでしょうか。

主催者はあの有名な俳優・永島敏行さん
出展者の方と話をしていて知ったのですが、丸の内行幸マルシェの主催者は、なんと、あの日本を代表する俳優・永島敏行さんなのだとか。
永島敏行さんと言えば、1970~1980年代に活躍され、日本アカデミー賞優秀主演男優賞も受賞されたことのある方です。現在は、芸能活動を続けるかたわら、秋田県十文字町で1993年以来約25年間にわたりお米作りをしつつ、有限会社青空市場の代表として農業コンサルタントもされているようですね。

ちなみに、永島さんが農業に取り組もうと思ったきっかけは、当時まだ小さかった娘さんを自然の中で泥だらけにして遊ばせたいという思いと、イギリスの有名劇作家の家にホームステイしたときに「日本人とは何だ?」という質問に答えられなかったのが、ご自身で米作りを始めるきっかけなのだとか。
やはり、農業を始めるきっかけは、人それぞれで面白いですね。
ピックアップ出展者
私が遊びに行った日は約20店舗が軒を連ねていました。出展者のみなさん日本各地お越しになっていて、野菜や果物を販売しているお店はもちろん、ワイン、のり、スパイス、ナッツなどの専門店から、地方のアンテナショップまで、色々なジャンルのお店がありました。


私は、甘酒が好きなのですが、この日は珍しい甘酒に遭遇。その名も、「麻の実甘酒」。お店の人のお勧めで実際に試飲させてもらいましたが、これがもう、とっても美味しかったんです!スッキリした味わいの中に、ほんのり甘酒の風味がしていて、一瞬で飲み干してしまいました(笑)

また、麻の実は栄養豊富なので、美容の健康にも良いのが嬉しいですよね。
こののお店は他にも、玄米甘酒、小豆甘酒、桑の実甘酒など個性的なラインアップがあり、見ているだけで楽しくなってきますね。

私が次に試食させてもらったのが、京都の老舗料理店の料理長が作ったという鯖寿司。
普通のしめ鯖寿司はもちろん、味噌とゆずの香りが聞いているみそ焼き鯖寿司や、鯖をあぶった香ばしい風味が特徴の、焼き鯖寿司、鯖ではなく穴子を使った穴子寿司もあり、お店の方が太っ腹で三種類も試食させて下さいました!

最後にご紹介するのが、大分県宇佐市安心院からお越しの株式会社ドリームファーマーズさん。ここで試食させて頂いたのが、ふさの形のまま乾燥させたドライみかん「濃縮蜜柑」。このドライみかんがもう、甘くて甘くて、とっても美味しくて手が止まらなくなります。噛めば噛むほどギュッと濃縮されたうまみがにじみ出てきて本当に美味しかったです。
美味しさの秘密はこだわりぬいたみかんそのものの旨みはもちろん、その製法にあるそうで、一般的なドライみかんは薄くスライスしたものが多いのですが、それだと乾燥時に水分と一緒に栄養も旨みも逃げてしまうため、ドリームファーマーズさんのドライみかんは丁寧に房を一粒一粒分けていき、そのままの状態で乾燥させているので、こんなに甘くなるのだそうです。
この日はセールをしており、アンケートに答えると通常価格2,500円の濃縮蜜柑(大サイズ)が、なんと1,000円ジャスト(しかも税込)!になるとのことで、思わず一袋買ってしまいました(笑)

ドリームファーマーズさんの商品はネットでも取り扱いがあり、また、安心院や宇佐市というこの地域の魅力を発信していくことにも力を入れていて、最近話題の農泊にも取り組んでいるとのことなので、みなさんも是非ホームページをチェックしてみてください!
株式会社ドリームファーマーズJAPAN公式ホームページはこちら
まとめ
さて、丸の内行幸マルシェいかがでしたでしょうか?
毎週開催とのことで、他のマルシェに比べたら遊びに行くチャンスは多いと思うので、皆さんも是非一度足を運んでみてください!
【開催概要】
- 開催場所: 東京駅・駅前の行幸地下通路( 行幸ギャラリー前)東京都千代田区丸の内2-4-1
- 開催日:毎週金曜日
- 開催時間:11:30~19:30
- アクセス:JR線・東京メトロ・都営地下鉄:東京駅 南口 徒歩5分
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