アグリズムとは
アグリズムとはTOKYO FMで毎週月曜~木曜まで15:50から放送される、川瀬良子さんがパーソナリティーを務める「日本の農業を応援するラジオ番組」です。放送時間は短く5分ほどで、主に全国各地で活躍される農業関連事業を紹介する番組となっており、カゴメやJA全農がスポンサーとなっていますね。
私はもともとラジオが好きで、この番組を毎日楽しみに聞いているのですが、今回はそんなアグリズムの放送内容を勝手にまとめて皆様にご紹介したいと思います!
冬の沖縄名物の「アテモヤ」とは?
みなさんはアテモヤと聞いて何かわかりますか?
海外のサッカー選手の名前?新しいアプリか何か?
いえいえ、違うのです(笑)。
アテモヤは沖縄県恩納村という所で栽培されているフルーツです!

どうでしょう?まるで漫画「ワンピース」に出てくる「悪魔の実」のような不思議な見た目ですよね(笑)
アテモヤは釈迦頭(シャカトウ)と呼ばれるフルーツと、チェリモヤを掛け合わせて生み出された品種で、釈迦頭のブラジル名「アテス」と、チェリモアの名前を掛け合わせて命名されたようです。
釈迦頭は英語でシュガーアップルとも呼ばれる甘みの強いフルーツで、一方チェリモヤは「世界の三大美果」と称えられてきた果物で、カスタードアップルとも呼ばれています。
この情報だけでもアテモヤが美味しいイメージがつきますよね。


アテモヤはこの両者の掛け合わせという事や、栽培が難しいこと、生産量が少ないことなどから高級果実として扱われています。
形はハートのような形をしていて、大きさは品種や栽培環境でかなり幅があるようで、1個100g程の小さなものから大きいものだと2㎏位になるものもあるみたいです。
一昨年に日本テレビの「所さんの笑ってこらえて」のダーツの旅でも紹介されていますね。

アテモヤの見た目は、ラジオに出演されていた「てるてるファーム」のテルヤさん曰く、「大きさはソフトボールくらいの大きさで、緑色でごつごつしていて怪獣の卵みたい」とのこと(笑)。「お釈迦様の頭のような見た目」ともおっしゃっていましたが、確かになかなか個性的な見た目。しかし、侮るなかれ。ウニしかりキウイフルーツしかり、見た目がいまいちな物ほど味は美味しかったりするのです!
アテモヤの魅力
アテモヤの魅力は何と言ってもその甘さ!完熟したイチゴやリンゴの糖度は13度くらいですが、アテモヤの糖度はなんと20~25度と非常に甘いのです!ラジオ内でアテモヤを試食した川瀬さんも、「練乳をかけたような、イチゴシャムのみたいな甘さ!」とビックリされていました。また、アテモヤは中身は白くて、食感はトローっとしているため、別名「樹になるアイスクリーム」と呼ばれています。

気になる、お味はというと、川瀬さんの言葉を借りれば「ライチのような感じ」とのこと。
ちなみにこのアテモヤは、沖縄でも産地認定を受けているのは恩納村くらいなので非常に希少価値が高く、そのために少し高価なんですね。価格は1キロあたりだいたい2,500円~5,000円ほど。でも、せっかく日本に生まれたなら一度は食べてみたくないですか。
恩納村では、約50件の農家がアテモヤを育てていますが、先ほどのてるてるファームは「おきなわ花と食フェスティバル」のアテモヤ部門で見事一位を受賞されたそうです!
また、恩納村は去年「サンゴの村宣言」をして、農業も漁業も環境に優しい農業をするようになったそうで、そのような方針で育てられたアテモヤが美味しくないはずありません!
そんな見た目と美味しさのギャップが魅力のアテモヤですが、旬の時期は1月~2月と短め。
この機会にぜひ、冬の沖縄の名物アテモヤを試してみてはいかがでしょうか?
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