「あぐりずむ」とは
あぐりずむとはTOKYO FMで毎週月曜~木曜まで15:50から放送される、川瀬良子さんがパーソナリティーを務める「日本の農業を応援するラジオ番組」です。放送時間は短く5分ほどで、主に全国各地で活躍される農業関連事業を紹介する番組となっており、カゴメやJA全農がスポンサーとなっていますね。

私はもともとラジオが好きで、この番組を毎日楽しみに聞いているのですが、今回はそんな「あぐりずむ」の放送内容を勝手にまとめて皆様にご紹介したいと思います!
ちなみに、今回ご紹介するあぐりずむの内容は、毎週土曜日放送の20分の特別版「あぐりずむWEEKEND]の放送内容です!

今週の「あぐりずむWEEKEND」トピックス
みなさんは食べられるお花「エディブルフラワー」をご存知ですか?
最近では雑誌に取り上げられたり、都内のオシャレなレストランでも料理の添え物として使われるなど、いま注目が集まっているエディブルフラワーですが、今回のあぐりずむWEEKENDは、高知県高知市の土佐山地域でエディブルフラワーの生産をされている吉村忠保(よしむら・ただよし)さんと、吉村さんが営む「よしむら農園」をピックアップしています!
そういえば余談ですが、私が昔カナダにいたときも、ファームステイ先の現地の方が料理にナスタチウムを使っていて、ワサビのようなピリ辛さに病み付きになった記憶があります(笑)
「食べられる花」エディブルフラワーとは?
土佐山地域は高知市の最北端に位置し、もともとはゆずの栽培が盛んで、ゆずを中心に、ハウス野菜・切り花も生産するという農家さんが多く、吉村さんもゆずとししとう農家だったのです。
そんな吉村さんもエディブルフラワーを作るようになり、今では特に東京を中心に、市場やレストランなど色々なところから声がかかるようになってきました。

吉村さんおすすめのエディブルフラワーは「インパチェンス」。今回のラジオで現地取材をされたFM高知の大西由梨さんがインパチェンスを試食されていましたが、「シャキシャキしているけれど、花なのに少しねばねばしていて、野菜のような味がする!」と大興奮!

ほとんどのエディブルフラワーは野菜のような味がしますが、モノによっては辛かったり酸っぱかったりと、味も食感も本当にそれぞれ特徴的なのだとか!
確かに、東北では食用菊が有名ですし、高知でも刺身に菊の花をそえる文化はあったらしく、エディブルフラワーも元々はヨーロッパのハーブの考え方を日本に取り入れたもので、「色々なお花を食べる」新しい文化として定着しつつあります。
今ではエディブルフラワー専門の通販もありますしね。

吉村さん曰く、7年前はエディブルフラワーなどは誰も知らなかったのでとても売るのに苦労したそうですが、なんとかメジャーにしたいという思いで頑張り続けてきて今に至ったとのこと。
ただ、今はまだ料理の添え物としての利用がメインなので、今後はただの添え物ではなく、主役として広まってほしいと意気込んでいらっしゃいました。

ちなみに、今回取材をしてくれた大西さんがよしむら農園を知ったのは、土佐の日曜市だったそうです。その後自分で調べてみたら、よしむら農園がSNSを利用しエディブルフラワーを広めていることに辿り着くのですが、そんなSNSの拡散役は奥様のナナさん。
ナナさんのおすすめの花は「ベゴニア」で、ベゴニアは酸味のバランスがよく、シャキシャキして食べやすいだけでなく、ピンク・赤・白と色合いも豊富なので、例えば正月のなますに添えるような使い方がオススメだそうです。
ちなみにベゴニアは葉っぱも同じように食べられて、その葉っぱも花と同じように酸っぱいので不思議ですね。

ナナさんはベゴニア以外にも、「ビオラ」がオススメで(ビオラって食べられるんですね…)、試食された大西さん曰く、「全然癖がなくてレタスのような味」とのことでした。今度私も食べてみようかな(笑)
エディブルフラワーの種類
そんな見て綺麗・食べて美味しいエディブルフラワーですが、どんな種類があるのでしょうか?写真と共に、簡単にご紹介したいと思います!






こうやって見てみると結構身近な花も多く、意外だったのではないでしょうか。あなたのお家の花壇にも、すでにエディブルフラワーがあったりして(笑)
エディブルフラワーの使用方法
エディブルフラワーは基本的には料理の添え物として、色合いを良くするために使われます。もちろん、食べても美味しいので、見た目を美しく見せつつ食べても美味しくなるように、花の盛り付け方からエディブルフラワーの選び方まで、料理人の方の技量が試されるのですね。






まとめ
冒頭にご紹介した吉村農園の吉村さんは、そのエディブルフラワーの生産の功績が認められ、農業への関心を高める人たちを応援する「毎日農業記録賞」の最優秀賞を受賞されたそうです!ご本人曰く、「本当にがんばれって言われているような印象を頂いたと思っています。これを期に、エディブルフラワーを広げていって、いろんな人に使ってもらえるように、生産する農家さんが増えるように、そしてこれが日本の文化になるようになっていったらいいなと思っています。」と話されていました。
吉村さんのエディブルフラワーは公式オンラインショップでもお買い求めいただけるので、皆さんも是非一度ご覧になってみてください!
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